こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- WordPressをGoogleアナリティクスに設定する方法3つ
- Googleアナリティクスでできるアクセス解析
- Googleアナリティクスをブログ運営に活かすコツ
WordPressでサイト運営をしていく方なら、何人の人がどれくらい、どのページを読んでくれたかなどの、アクセスデータを知りたいと思います。
Googleアナリティクスは、あなたのサイトを訪れたユーザーの人数や、ページ閲覧数、滞在時間、離脱率などを計測してくれる、最強の無料ツールの1つです。
運営元はGoogleで、ブラウザだけでなくスマホアプリでも管理もできるので、とても重宝しています。
特に、今何人見ているか?を知れる、リアルタイムレポートも見れるのでサイトの健康状態をチェックできますね。
今回は以下の順番で説明していきます。
- Googleアナリティクスを導入する手順
- どんなアクセス解析ができるのか
- どうやってサイト運営に活かすのか
まだ、WordPressでサイトを立ち上げていない!という方は、【超簡単】10分で出来る!WordPressの始め方【ブログを作る】をご覧ください。
それでは、説明していきます。
WordPressをGoogleアナリティクスに設定する方法3つ
Googleアナリティクスの導入は非常に簡単にできます。
下記の3つのステップを順番に完了していくと、すぐに設定できるのでご安心ください。
設定の手順
- Googleアナリティクスに登録
- WordPressでトラッキング設定
- 計測できているか確認
それでは、1つずつご説明していきます。
手順1:Googleアナリティクスに登録する
まずは、Googleアナリティクスに登録していきましょう。
※クリックすると公式ページに飛びます。
公式ページにアクセスできたら、Googleのアカウントでログインしていきます。
※Googleアカウントを持っていない方は、新規作成しましょう。
Googleアカウントでログインする
ログインが完了したら、「測定を開始」をクリックします。
「測定を開始」をクリック
アカウントの設定画面になるので、アカウント名を入力してください。
※アカウント名はなんでも鎌いません。
アカウント名を入力
次に、計測するサイトのタイプを選択します。
「ウェブ」と「Apps」、「アプリとウェブ」の3種類があります。
普通のWordPressブログであれば、ウェブを選んでもらえれば問題ありません。
測定対象を指定する
最後は、以下の4つをプロパティの設定して完了です。
- ウェブサイト名:サイト名
- ウェブサイトのURL:SSL化してる場合は、https://を選択してサイトURLを入力
- 業種:お好きな種類を選択
- レポートのタイムゾーン:日本
※このブログを見ながらWordPress開設している方は、SSL化がされていると思います。
独自SSLを設定するとhttp→httpsの設定とhttp→httpsのリダイレクト設定を完了しているならばOKです。
全て入力できたら「作成」をクリックします。
プロパティの設定を入力して「作成をクリック」
規約に同意する
その後、上記のような規約に同意すると、Googleアナリティクスにログイン完了です。
手順2:WordPressでトラッキング設定する
Googleアナリティクスの画面
上のような画面になれば設定は完了です。
次は、WordPressのアクセスを計測するためのトラッキング設定について、ご紹介していきます。
手順1では、Googleアナリティクスに登録する方法を解説してきました。
次は、WordPressでアクセスをトラッキングするための手順をご説明します。
トラッキング設定
- WordPressテーマを使う方法
- プラグインを使う方法
- テーマ編集でコードを貼り付ける方法
方法としては、上記の3つあります。
※1つの設定が完了できれば問題ありません。
併用した場合、正しく計測できない場合がありますのでご注意ください。
それでは、1つずつ説明していきますね。
設定1:WordPressテーマを使う方法
まず、Googleアナリティクスの設定がついているWordPressのテーマを使用している場合の設定方法をご案内します。
今回は、僕が推奨しているAFFINGER(アフィンガー)という有料テーマを例に、トラッキング設定をご紹介していきます。
AFFINGER(アフィンガー)については、下記の関連記事をご覧ください。
-
【2024年】ブログ初心者におすすめしたいWordPressの7テーマ【SEOに強い】
それでは、トラッキング設定の解説をしていきます。
アフィンガーを有効化した人は、サイドバーの下部にある「AFFINGER5 管理」をクリックしてください。
トラッキングIDを入力する
クリックすると、上記のような画面になるので、「Google連携/広告」をクリックしましょう。
続いては、Googleアナリティクス側でトラッキングIDを取得していきましょう。
トラッキングを取得する
上記のように、Googleアナリティクスの「管理」→「プロパティ設定」をクリックして、トラッキングIDの数字(10桁)をコピーしてください。
コピーができたら、ブログに戻って、下記のように「アナリティクスコード(トラッキング ID):UA-」という部分に、10桁の数字を貼り付けて、「save」をクリックします。
トラッキングIDの設定を確認する
上記のような感じで、「現在のトラッキングID:UA-○○○○○○○○○-○」と表示されていれば、設定は完了です。
設定2:プラグインを使う
2つ目の方法は、WordPressのプラグインを使用する方法です。
「All in One SEO」というプラグインを使って、設定していきます。まずは、All in One SEOをインストールして有効化してください。
All in One SEOをインストールして有効化する
「今すぐインストール」→「有効化」してください。
続いて、GoogleアナリティクスでトラッキングIDを取得していきます。
トラッキングを取得する
上記のように、Googleアナリティクスの「管理」→「プロパティ設定」をクリックして、トラッキングIDをコピーしてください。(UA−〇〇〇〇全てをコピーします)
その後、WordPressのサイドバーにある「All in One SEO」をクリックして、トラッキングIDを貼り付けをしていきます。
トラッキングIDを貼り付ける
貼り付けられたから、上か下にある「設定を更新」をクリックして、設定完了です。
設定3:テーマ編集でコードを貼り付ける方法
3つ目は、WordPressのテーマ編集をおこない、直接トラッキングコードを貼り付ける方法です。
プラグインやテーマを利用しなくていい方法なので、万能な方法です。
Googleアナリティクスにて、「管理」→「プロパティ設定」→「トラッキングコード」をクリックしてウェブサイトのトラッキングの下にある、コードを枠の範囲でコピーしてください。
トラッキングコードをコピーする
次に、WordPressの管理画面から「外観」→「テーマエディター」をクリックしてください。
注意のポップアップが出てきますので、「理解しました」をクリックしてください。
テーマエディター右側の「テーマヘッダー(header.php)」をクリックしましょう。
(編集するテーマは親テーマになると思いますので、テーマ選択はご注意ください。)
そうすると、下記のような画面になります。
「テーマヘッダー (header.php)」をクリックする
コードがいろいろ書いてあるのですが、その中から「</head>」という場所を探して、その直前にトラッキングコードを貼り付けましょう。下記のような感じですね。
「</head>」の前にトラッキングコードを貼り付ける
上のように貼り付けたら、「ファイル更新」をクリックして完了です。
以上が、WordPressでGoogleアナリティクスを設定する方法となります。
設定3:計測できているか確認する
設定2まで完了したので、最後はGoogleアナリティクスの方で、計測できているのかチェックしていきます。
Googleアナリティクスで計測を確認する
自分でサイトにアクセスしながら、Googleアナリティクスのトップページを見てみると、右上の「アクティブユーザーのリアルタイム」にて1と表示されているはずです。
1と出ていれば、問題なく計測できていることがわかります。
もしも、うまく計測できていない場合は、
- トラッキングIDやトラッキングコードが正しく入力されているか?
- 2つ以上の方法を併用していないか?
などをご確認ください。
Googleアナリティクスでできるアクセス解析とは
Googleアナリティクスのアクセス解析
ここまで、WordPressをGoogleアナリティクスに設定する手順をご紹介してきました。
次に、Googleアナリティクスを使って、どんなデータを計測して解析できるのか、5つほどピックアップして代表的な指標を説明していきます。
指標1:ユーザー数
指標1:ユーザー数
ユーザー数とは、あなたのサイトを訪れた人数のことです。
Googleアナリティクスでは、「ユーザー」→「概要」をクリックして、集計期間を指定すれば表示されます。
厳密に言うと、ブラウザごとのアクセス数の総数なのですが、おおまかにサイトに来てくれた人の数だと思ってもらえば問題ありません。
また、1ユーザーが何回訪れても、ユーザー数は1になります。理解しておきましょう。
指標2:ページビュー数
指標2:ページビュー数
ページビュー数とは、ページが読み込みされた回数のことです。
Googleアナリティクスでは、「ユーザー」→「概要」をクリックで全体のページビュー数を確認できます。
「行動」→「サイト コンテンツ」→「すべてのページ」をクリックで各ページ・全体のページビューを確認できます。
ユーザー数との違いは、読み込んだ回数でカウントされるので、ユーザー数が1でも2ページ読み込めば、ページビューは2になります。
指標3:平均ページ滞在時間
指標3:平均ページ滞在時間
平均ページ滞在時間とは、そのページにアクセスしてから離れるまでの平均時間のことです。
平均時間が長いほど、そのページがよく読まれているということになります。
Googleアナリティクスでは、「行動」→「サイト コンテンツ」→「すべてのページ」をクリックすると各ページ・全体の平均ページ滞在時間を確認できます。
ちなみに、離脱する直前のページの滞在時間は、0分というカウントになるという特徴があります。
解析4:直帰率
指標4:直帰率
直帰率とは、簡単にいうとサイト訪問後、他のページに行かずに離脱した割合のことです。
Googleアナリティクスでは、「行動」→「サイト コンテンツ」→「すべてのページ」をクリックすると各ページ・全体の直帰率を確認できます。
厳密にいえば、そのページから始まったすべてのセッションで、そのページがセッションに存在する唯一のページだった割合なのですが、最初はおおまかに理解してもらえば問題ありません。
指標5:離脱率
離脱率とは、簡単にいうとサイト訪問したユーザーが、どのページでサイトから離脱したのか割合を示しています。
Googleアナリティクスでは、「行動」→「サイト コンテンツ」→「すべてのページ」をクリックすると各ページ・全体の離脱率を確認できます。
サイト訪問したユーザーが、ページ遷移を行ったあとに、最後に訪れたページの割合なのですが、最初はおおまかに理解してもらえば問題ありません。
Googleアナリティクスをサイト運営に活かす方法
Googleアナリティクスをサイト運営に活かす方法
ここまではGoogleアナリティクスで解析できる、代表的な指標を紹介してきました。
最後に、Googleアナリティクスの指標を、サイト運営に活かすコツを解説して説明してきますね。
方法1:SNSでの反応をチェック
サイトコンテンツ(ブログ記事)を、SNSでシェアした際の反応をみるために、「リアルタイムレポート」をチェックしてみましょう。
例えば、記事をツイートして、リアルタイムレポートが30くらいを行き来していると、「反応が良い」という指標になります。
「現在のユーザー数(ページ別)」と「ユーザーの参照元」を気にしながら、リアルタイムレポートを確認していると、どこからきたユーザーが、どんな動きをしているのか見えます。
方法2:リライトする際に利用する
「行動」→「サイト コンテンツ」→「すべてのページ」で、平均ページ滞在時間・離脱率・直帰率あたりをチェックしながら、リライトに活かしましょう。
ユーザーが、どの記事をどのくらいの時間かけて読んでいるか?どのページで離脱してしまっているか?がわかるので、改善すべき記事の選定に役立ちます。
リライトの方法については、「リライトしてSEO上位を狙おう!【ブログを書くコツ】」をご覧ください。
方法3:Googleタグマネージャーと連携してASPクリック数を計測する
ブログアフィリエイトで稼ぎたい人にとっては、アフィリエイトリンクのクリック数を測定するのはすごく大事なことです。
そこで、Googleタグマネージャーというツールと連携することで、Googleアナリティクス上でアフィリエイトリンクがクリックされた回数を測定できます。
連携方法については、下記参考サイトにて詳しく解説されています。
以上が、Googleアナリティクスをサイト運営に活かす3つの方法でした。
まとめ:GoogleアナリティクスをWordPressで設定するのはすごく簡単!
今回は、GoogleアナリティクスをWordPressで設定する手順、代表的なアクセス解析の概念、サイト運営に活かすための3つの方法を紹介してきました。
サイト運営を成功させるには、常にサイトの状態をチェックするために、アクセス解析が重要です。
Googleアナリティクスを導入することで、サイトの健康状態を常にチェックできるようにしておきましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
サーチコンソールの設定方法は、下記の記事で解説しています。
Googleアナリティクスを設定していると、かなり簡単に設定可能です。
次のステップとして、どうぞ。