メタディスプリクションとは何なのでしょうか?基本的な考え方や書き方などがあれば教えてほしいです。
今回はこの悩みを解決していきます。
この記事の内容
- メタディスクリプションとはなにか?
- メタディスクリプションの重要性とは?
- メタディスクリプションの書きくコツ
この記事を書いている人
今回は「メタディスクリプションの書き方や最適な文字数」に関して解説していきます。
メタディスクリプションを書き始める前に理解しておいてほしいのは「目的」と「得られる効果」の2つです。
この2つを理解していないと、「どんな文章を書けばいいんだろう…」と悩んでしまいます。
「目的」と「効果」を解説した後、効果的なメタディスクリプションの書き方を紹介していきますね。
メタディスプリクションの理解が深まってくれる嬉しいです。
メタディスクリプション(meta description)とは?
メタディスクリプションは、記事の概要を紹介するための100~120文字程度の文章になります。
上記のようにメタディスクリプションはGoogleやYahooなどの検索結果に記事の概要として表示されます。
メタディスクリプションは自分で設定しなくても、検索エンジンが本文の内容から自動でピックアップしてくれます。
そのため、タイトルや本文に比べて重要性を理解していない方が多い印象です。
目的や得られる効果を考えると重要性も理解していただけると思います。
メタディスクリプションの文章の内容はサイト運営者が作成しますが、必ずしも検索結果に表示されるわけではありません。
メタディスクリプションの目的とは?
メタディスクリプションの目的は『読者に記事の内容をわかりやすく要約して伝えること』です。
タイトルは32文字しか表示されないため、記事の内容をすべて伝えるのには限界があります。
そこで、「タイトル」+「メタディスクリプション」によって読者は記事の内容をざっくりですが、理解して自分が好きな情報を選びます。
メタディスクリプションは検索順位に影響する?
ここで気になることが、『メタディスクリプションが検索順位に影響するのか?』という部分だと思います。
結論、メタディスクリプションは検索順位には”直接”は影響しません。
これはGoogleも公言している内容で、以下のように言っています。
正確なメタディスクリプションはクリックスルーを向上させることができますが、検索結果内のランキングには影響しないことに注意してください。
これはどういうことかと言うと・・・
『検索順位を上げる効果はないため、記事の内容をわかりやすく伝えることを重視しましょう!』ということですね。
しかし、設定をすることで”間接的”に検索順位に影響を及ぼす場合があるので、詳しく説明していきます。
メタディスクリプションで得られる効果
メタディスクリプションを設定することで得られる「効果」は2つあります。
どんなメタディスクリプションを書くといいのか?というポイントにもつながるので、チェックしてくださいね。
メタディスクリプションで得られる効果2つ
- アクセスの「量」の改善につながる
- アクセスの「質」の改善につながる
1:アクセスの量の改善につながるから
1つ目の効果はアクセス数を高められることです。
先ほどもお伝えしましたが、読者は「タイトル」+「メタディスクリプション」で記事の内容を判断し自分の「悩みが解決できる記事かどうか」を判断しています。
つまり、メタディスクリプションで記事の内容や魅力を伝えることができれば、それだけクリック数のアップが狙えるということです。
メタディスクリプションの良さでクリック率が「1~2%」ほど変わってくる場合もあります。
「たった1~2%・・・」と思われるかも知れませんが、1日5000回表示されいたら1日50~100アクセス、1ヵ月で考えると1500~3000のアクセスが増えます。こう考えるとすごいですよね。
別のキーワードからも流入してくる可能性がある
また関連性の高いキーワードをメタディスクリプションに入れておくことで、様々なキーワードで表示される可能性があります。
関連性の高いキーワード
- 関連キーワード・・・あるキーワードと一緒に検索される可能性が高いキーワードのこと
たとえば、「ブログ 収益化」という記事の関連キーワードは以下の赤枠部分になります。
上記の関連キーワードをうまくメタディスクリプションに入れることで「ブログ 収益化 〇〇」というキーワードで「表示される可能性がある」ということになります。
2:アクセスの”質”改善につながる
2つの効果は、メタディスクリプションを最適化することで、滞在時間が伸びる=質の高いアクセスが増える可能性があることです。
メタディスクリプションで記事内容をわかりやすく伝えられると、読者はイメージとの差がなく記事を読むことができます。
そして記事が読み込まれれば、そのページの滞在時間が伸びるため、Googleから「読者の悩みを解決している」と判断されます。
こうなると検索順位にもいい影響が及ぶ可能性がありますよね。
直接的には検索順位には影響しませんが、滞在時間が伸びるということで間接的に検索順位があがる可能性があるということになります。
メタディスクリプションの基本的な書き方4つ
次はメタディスクリプションの書き方を4つ紹介していきます。
手順通りに進めるだけで、最適な内容を作れるようになりますので、ぜひ実践してくみてくださいね。
メタディスクリプションの書き方
- 最適な文字数を理解する
- 記事の内容がわかる概要文を書く
- 記事を読むベネフィットを書く
- 解決できる悩みを伝える
1:最適な文字数を理解する
検索画面では、文字数が長すぎる場合「・・・」と表示されるため、最適な文字数を理解しておきましょう。
ディスクリプションに表示できる文字数は、パソコンとスマホで異なります。
表示文字数の目安
- パソコン画面:90~120文字程度
- スマホ画面:70文字程度
ブログのジャンルによって異なりますが、スマホを利用してWebサイトを見ている読者は非常に多い傾向です。
パソコンに比べて、手軽に検索できますもんね。
そのため、基本的にはスマホ画面に合わせて文字数を「70文字程度」に設定するのがおすすめです。
表示される文字数は変更になることもあります。あまり細かく考えないようにしましょう。
2:記事内容がわかる概要文を書く
読者は悩みを解決するためにWebサイトで悩みを解決してくれそなサイトを探しています。
検索結果より、1番解決してくれそうなサイトはどれかを探す指標としてメタディスクリプションを読んでいるはずですよね。
そのため、「その記事の内容」を伝えることは、特に大切な要素と言えます。
例文
- ブログ初心者向けに、「効果的なメタディスプリクションの書き方」を紹介します。
- 検索結果で上位の表示を取るための、「ブログの書き方」を紹介します。
このように「どんなことが書かれているか」を提示することで、読者は記事の内容が役に立ちそうかを判断しています。
また、タイトルの盛り込めなかった内容(コツ、注意点)なども入れることで、より内容が伝わりやすくなります。
タイトルで伝えきれない内容をメタディスクリプションで伝えるイメージをもっておくようにしてください。
そうすると書きやすくなります。
3:記事を読むベネフィットを書く
ベネフィット=「記事を読むことで得られる恩恵や体験」を伝えることで、読者のクリックをしてもらいやすくなります。
機能とベネフィットの違い
- 機能=商品やサービスの売りや特徴のこと
- ベネフィット=機能を使うことで体感することで得られる恩恵や良い体験(メリット)のこと
例えば、「適応畳数がすごい空気清浄機」を例に、機能とベネフィットを考えると以下のようになります。
100畳を綺麗にできる空気清浄機
ウイルスやホコリから家族を守る空気清浄機
このように「適応畳数がすごい空気清浄機」はあくまで機能なので「ウイルスやホコリから家族を守る空気清浄機」というベネフィットを伝えることで読者の関心を持ってもらうことができるということです。
4:解決できる悩みを伝える
読者は悩みを解決できる記事を探しているわけなので、この記事を読むことでどんな悩みを解決できるのかを伝えるのも効果的です。
具体的には以下のような文章になります。
例文
- 「ブログのアクセスが伸びたい原因を知りたい・・・」という悩みを解決できる記事になっています。
- 「ブログがうまく書けなくて困っている・・・」という悩みを解決できる記事になっています。
このように読者目線で悩みを書き出すことで、同じ悩みを持っているユーザーの共感を得られるようにするのがコツです。
その結果、記事の内容に関心を持ってもらえるようになるため、クリックにつながりやすくなります。
無理に入れる必要はないので、文章のボリュームを見ながら入れてみてくださいね。
メタディスクリプションのテンプレート3つ
上記で紹介した4つの書き方を踏まえて、ブログ初心者の方に向けてテンプレートを用意しました。
自分なりにアレンジして活用いただると嬉しいです。
テンプレート1
「○○で困ってる」「○○って実際どうなの?」といったお悩みを解決できる記事になっています。実際に□□で働いていた筆者が解説しますね。
テンプレート2
この記事を読めば、~~の悩みを解決できますよ。
その他にも○○や△△を紹介するので、~~で悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください!
テンプレート3
この記事では、〇〇について紹介しています。
〇〇を理解すれば、△△(ベネフィット)になれるので、是非ご覧ください!
パターン1のように、「自分の経験や実績」をアピールするのも信頼性アップにつながるおすすめの方法です。
正直なところ、ディスクリプションに絶対という答えはないので検証しながら改善していきましょう。
メタディスクリプションを書くコツ3ポイント
次に、読者を引きつけるメタディスクを書く際のコツを紹介します。
メタディスクリプションのコツ
- 誰に向けた記事かを書く
- 整合性が高いキーワードを入れる
- 記事ごとに最適なメタディスクリプションを書く
1:誰に向けた記事かを書く
Googleなどで検索する理由として「悩みを解決できるか否か」を基準に読む記事を決めています。
どんな人に向けた記事を示すことで読者が「自分に適した記事か」を判断しやすくなるということですね。
例文
- WordPressブログの開設方法に困っている人は、ぜひチェックしてみてください。
- ブログをいくら書いても誰にも読まれなくて悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
- ブログの記事更新を継続できないと悩んでいる人は、確認してみてください!
書き方4つ目と似た内容にはなりますが、自分のやりやすい方法を試しながら盛り込んでいきましょう。
2:整合性が高いキーワードを入れる
また、サジェストキーワードや、関連キーワードを自然な言い方で盛り込んでみましょう。
というもの、他のキーワードを盛り込んで検索時の露出を増やすことで、アクセスアップにもつながりやすくなります。
サジェストキーワード・・・検索キーワードに合わせて検索される可能性が高いキーワード
関連キーワード・・・検索キーワードと関連性が高く、検索回数が多いキーワード
「メタディスクリプション」というキーワードのサジェストは、以下のようになります。
メタディスクリプションのコツ
- メタディスクリプション テンプレート
- メタディスクリプション 文字数
- メタディスクリプション wordpress
- メタディスクリプション 書かない
- メタディスクリプション 作り方
- メタディスクリプション 反映されない
- メタディスクリプション 例文
- メタディスクリプション とは
上記をメタディスクリプションの入れ込むと、以下のようなイメージになります。
例文
メタディスクリプションの「最適な文字数」や「テンプレート」を解説した記事です。「WordPress」を使用するユーザー向けに、「作り方」や「反映されない理由」を紹介するので、「例文」もあるのでぜひチェックしてみてください。
例えば「メタディスクリプション テンプレート」でも上位表示できた場合、ユーザーに「テンプレート」に関する内容も含まれていることがアピールできますよね。
その結果、関連キーワードやサジェストキーワードでの検索流入も期待できるということです。
記事に書いていない内容を盛り込んだり、無理にキーワードを詰め込みすぎるとかえってわかりにくくなるので注意が必要です。
3:記事ごとに最適なメタディスクリプションを書く
他記事と同じ内容をコピペはNGです。
記事ごとにオリジナルの文章にを入れるのがベストになります。
とはいえ、基本的にあまり時間をかけるところではありませんので、3〜5分程度で考えらる内容で、都度設定していくのがおすすめのやり方です。
上のポイントを意識しながら書いてみて、クリック率を改善したいときなどに見直すくらいの感覚でOKです。
メタディスクリプションに関する質問3つ
次に、メタディスクリプションに関してよくある質問をまとめました。
メタディスクリプションの理解を深めたい方は参考にしてもらえればと思います。
メタディスクリプションに関する質問
- 設定したメタディスクリプションが表示されないのはなぜ?
- メタディスクリプションの良し悪しを判断する基準は?
- SEOキーワードはなるべく多く入れた方がいい?
1:メタディスクリプションが表示されないのはなぜ?
最初にも解説しましたが、メタディスクリプションの希望は出せますが、必ずしも希望通りの内容が反映されるわけではありません。
というのも、そもそもGoogleの公式ページに、以下のように説明されています。
スニペットの生成プロセス
スニペットはページ コンテンツから自動的に生成されます。スニペットは、ページ コンテンツからそのときのユーザーの検索内容と関連性が高い部分を抜粋し、プレビュー表示するように設計されています。よって、検索ごとに表示されるスニペットが異なる可能性があります。サイト所有者は、リッチリザルトとメタ ディスクリプション タグとの主に 2 つの方法で、Google が作成するスニペットのコンテンツを提案できます。
スペニット=検索結果に表示される説明文のこと。メタディスクリプションが反映される
要約すると、「サイト運営者かた希望を出してもいいけど、最終的にはGoogleが最適な内容を選ぶからね」ということになります。
2:メタディスクリプションの良し悪しを判断する基準は?
メタディスクリプションの良し悪しの判断は、「タイトルのクリック率の変化をABテストで確認する」のがおすすめです。
ABテストとは?
AパターンとBパターンでテストした結果を比較して、どちらが優れているか判断する方法
具体的な「メタディスクリプションA」と「メタディスクリプションB」をどちらも同じ期間設定してタイトルのクリック率を変化をチェックします。
たとえばですが、「メタディスクリプションA」を2週間検証したら、「メタディスクリプションB」も2週間検証するイメージになります。
クリック率が高いほうが効果的なメタディスクリプションを設定できているとうことになりますよね。
記事のクリック率は、Google Search Consoleで「検索パフォーマンス」という項目チェックできます。
少し高度なノウハウになるので、ブログ初心者の方はここまでの検証をやる必要性はありません。ある程度収益が出るようになったタイミングで、再度勉強してみてくださいね。
3:SEOキーワードはなるべく多く入れた方がよい?
記事内の『メタディスクリプションは検索順位に影響する?』でお伝えしたように、メタディスクリプション自体はSEOに直接の影響はありません。
そのため、「検索上位を目指す」という意味ではキーワードを入れるかどうかはあまり関係ありません。
まとめ:魅力的なメタディスクリプションでアクセス数の増加を!
今回は、メタディスクリプションの重要性や、読者に興味をもっていただくための書き方を紹介してきました。
いざ、メタディスクリプションを書く際に迷わないように今回のポイントをおさらいしておきますね。
メタディスクリプションの書き方
- 最適な文字数を理解する
- 記事の内容がわかる概要文を書く
- 記事を読むベネフィットを書く
- 解決できる悩みを伝える
メタディスクリプションは、キーワードごとに正解が異なるため、自分なりに工夫して書いていく必要があります。
今回ご紹介したテンプレートを活用していただき、自分なりの考え方で読者に伝わる文章にしていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。